極真空手道連盟 極真館 奈良県支部

市川雅也支部長の記事が奈良新聞に掲載されました

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市川雅也支部長の記事が奈良新聞に掲載されました

平成17年6月18日(土):奈良新聞夕刊
全日本ウェイト制大会の重量級を制した

挫折が高次元へとたかめた

極真館奈良支部長 市川 雅也

少年時代、厳格な父親に反発して、大きく道を外れてしまった時、「お前たちの成長だけがおれの楽しみだ」と父親の口から聞かされた。その時になって初めて自分が取り返しのつかないことをやってしまったと気づいた。 空手の極真館奈良支部長で、4月に行われた同団体が主催する全日本ウェイト制大会の重量級を制した市川雅也(二六)は十数年前、空手に出会う前にそんな体験をした。 悪い道から立ち直ろうとしていた時に、自信のあったけんかで先輩にたたきのめされた。 「やり返してやる」という思いでその人が習っているという「空手」の世界に飛び込んだ。しかし、強さへのあこがれを頂いて入った空手の世界は「苦しいし、きついし、痛い」。理想とは全く違う世界だった。それでも即実戦で使える技が身につくと稽古に励み、高校3年の時に県内で行われた大規模な大会の一般の部で優勝。初めて自分の将来を空手に懸けてみようという思いが生まれてきた。 学校の先生や級友がそんな夢を笑う中で、相談した父親は、「何を悩んでいるんだ。お前が思うことをしっかりやりなさい」と励ましてくれた。 極真会館奈良支部の内弟子として4年間の修行を積んだ。その間、気力、体力共に万全の状態で臨んだはずの全日本選手権でこれまでのすべてを打ち砕かれれるような挫折を経験。病院の検査室で意識を取り戻し、わずかな油断がいかに命取りになるかを思い知らされた。 しかし、挫折の経験が自らの精神的な部分に目を開かせた。「日常のすべてのことに意義をもたせれば24時間、365日が自分を研ぎ澄ますための稽古になる」という高い意識で空手に向かい合うようになった。 2年前に極真会館を退館し、理念に共鳴した極真館の活動に参加。同団体が主催する全日本空手道選手権で優勝するとなど輝かしい成績を残している。「きっかけは不純だったが、おれには空手がある。その気持ちがあったからやってこられた」 次の目標は9月にロシアで行われる世界ウェイト制大会。「世界で勝つことはもちろんだが、自分の周りの人、特に自分を信じてくれた両親にここまで成長しましたと恩返ししたい」


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