▲入賞者達と |
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春の到来を感じさせる気候に恵まれた15日、滋賀県「サンビレッジ近江八幡」の会場において第19回琵琶湖杯ウェイト制選手権大会(極真会館滋賀支部 主催)が開催されました。400名近くの選手が参加、当道場からも12名の選手が出場し熱戦が繰り広げられました。 市川雅也師範より「この日の為に稽古してきた事をしっかり出して頑張ってください。」と激励の言葉を頂き、入念にウォームアップを行い体と気持ちの面をピークへ持っていきました。アウェイでのプレッシャー、多団体の参加によるファイトスタイルの違いから苦戦を強いられる場面も見られましたが、その中で小学2年生の坂井四級、壮年の部重量級の平出初段、一般上級の部重量級の市川初段が見事決勝進出を果たし、大勢の観客取り巻く試合コートにて自分の出番を待ち構えていました。 決勝最初の出番は坂井四級、果敢に相手を攻めますが相手も怯まず応戦、坂井選手の上段蹴りがヒットしたかと思わせる場面もがありましたが認められず、惜しくも判定負けとなってしまいました。続く、平出初段の決勝戦は出だしからパワフルな打ち合いに。この日の為に若い選手達と共にスタミナ練習をみっちりこなしてきた平出初段が段々と相手の手数を上回り優勢に。以前、全日本大会(極真館)で優勝した時よりもパワーアップを感じさせる試合内容で本戦にて優勝を決めました。 女子の部決勝戦の後、当道場とも関わりの深い空手道 飛鳥道場の池田雅人師範が型・試割りの演武を披露され、いよいよクライマックスの一般上級の部決勝戦が始まりました。周囲から熱い視線が注がれる中、軽量・中量級と、市川初段の出番が近づくにつれ辺りにはピリピリとした雰囲気が。先ほど優勝を決めた平出初段や応援に駆けつけてくれた道場生たちも傍へ集まってきました。 「只今より、一般上級の部重量級決勝戦を行ないます!」 <責任・夢・使命感>。言葉には出さずともそれが伝わってくる程の意気込で市川初段は試合場にあがっていきました。そして開始早々から怒涛のラッシュ。周りから送られる大きな声援に応えるかのように大柄な体格から繰り出される連打を前に対戦相手は防戦一方。ラスト10秒で更に回転をあげた市川初段が堂々の勝ち名乗りを上げ見事重量級トーナメントを制しました。 試合後、各々の試合結果を報告して市川師範よりアドバイス、励ましの言葉を頂き、選手達は既に次の目標に照準を合わせているようでした。優勝者2名、準優勝1名、三位2名という成績だけでなく、惜しくも試合に負けてしまった選手達にとっても、レベルの高い選手達と拳を交え非常に収穫の多い一日になった事と思います。
レポート 信田 誠一 |
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