空手道 市川道場 ニュースレポート

白蓮会館主催 全日本大会

2009/11/22 <日>「大阪府立体育館」


2009年11月22日、大阪府立体育館で白蓮会館全日本大会が開催されました。市川道場からは当初市川典英初段と平出義博初段の二名が出場予定でしたが平出初段が怪我で欠場となり市川初段のみの出場となりました。市川雅也師範をはじめ大勢の一般部の道場生や日頃市川初段が指導している少年部が見守る中、予選が開始されました。相手は巨漢の黒人選手。パワフルな攻撃で攻め立てますが市川初段はその攻撃を落ち着いて裁き、逆に相手選手のボディに的確な突きを返し見事な技有りを奪い優勢勝ちでした。本戦一回戦も終始相手を攻め続け5ー0で大差の判定勝ち。しかし続く2回戦の相手は白蓮会館の世界チャンピオン。大会一番の強豪との対戦となりました。しかし市川初段は試合前も気合い十分。普段温厚な市川初段も鋭い視線を試合上に送ります。世界チャンピオンに相手の土俵でどれだけ食い下がれるか。両陣営のセコンドも緊張の面持ちで選手を見つめます。ついに試合開始。試合前の市川師範のアドバイス通りチャンピオンに序盤から積極的に攻める市川初段。
突き、蹴りともに見事な攻撃で何度もチャンピオンを後退させます。しかし相手も巧みなテクニックで反撃。素晴らしい好試合にセコンドも大声で声援を送ります。そんな中、チャンピオンの放った一発の上段膝蹴りが市川初段の顎をかすめました。そんな攻撃も意に介さず反撃する市川初段。しかし同じモーションから繰り出された二度目の上段膝蹴りが市川初段の顎を直撃。残念ながらここで一本負けとなってしまいました。しかし試合上に駆け寄る大会ドクターを制し、『大丈夫です!』と立ち上がる市川初段。胸を張って舞台を降り、試合上に向かって一礼する市川初段に白蓮会館のスタッフからも大きな拍手が送られました。他流試合では流派によるルールの違いにいかに対応出来るかが勝敗をにぎる鍵となります。そんな中、世界チャンピオン相手に見事な戦いを見せてくれた市川初段。労をねぎらう市川師範に『ありがとうございました!』と元気に答える市川初段に見ている自分も胸が熱くなりました。当日応援に駆け付けてくれた道場生、また保護者の皆さん。ありがとうございました。道場生の皆さんは第3回錬成大会で市川初段に負けない戦いを見せて下さい。
                                                 レポート:山本 隆史
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