空手道 市川道場 ニュースレポート

 2010年 春季昇級・昇段審査会

2010/4/18<日>「やまと郡山城ホール 武道場」


4月18日(日) この日、やまと郡山城ホールを会場にし、2010年春季昇級・昇段審査会が行われました。朝早くから会場に詰め掛けた道場生たちは、早速柔軟や動きの確認などをしながら開始時刻を待っていました。
 全員が整列し終え、市川雅也師範より「日頃の稽古の延長線だと思い頑張って下さい。」と挨拶を頂き、いよいよ審査がスタートしました。今回の審査は、広陵道場の呉治邦一級が過酷な昇段審査に、49歳と言う年齢にも関わらず挑戦されました。誰よりも気合を込め、受審者達を引っ張っていく呉一級。次第に、会場全体の気合もどんどんと高まっていくようでした。基本・移動の審査を終え、補強の審査へ。腕立て・腹筋・背筋・ジャンピングスクワットを行い一般部は50回・中学生・少年部は30回の規定回数を行いました。中学生の中には、規定回数を上回り一般部と同じ回数を行う受審者もいて、日頃の稽古をしっかり行っているんだなと思わされました。その後は、ジャンプの審査。二段蹴りと跳び後ろ回し蹴りを行い、自分の身長を越す標的を見事に当てる受審者もいればなかなか当たらない人もいましたが周りからの「ファイト!」「頑張れ!!」の声援を受け成功させる受審者もいました。型の審査を終えた後は、組手の審査に移っていきました。市川師範より「組手の審査では、がむしゃらに動くだけではなく受け・目線・気合などを見られていると思って下さい。」とご指導頂き、それぞれ向かい合った相手に立ち向かっていきました。
そして、休憩を挟んでいよいよ連続組手に。受審者と保護者で囲まれた試合上にまず上がったのは広陵道場の青木寿太2級。錬成大会などでも上位に入賞する青木2級は、フットワークを使いながら攻撃をしていきます。3・4人目が終わり残すはあと一人。相手も手加減することなく前に出る中、攻撃を受けては返していき周りの声援に後押しされ見事に五人組手を戦い抜きました。そして最後は、呉治邦一級による10人組手。黒帯取得での最大の難関である10人組手が開始され、この日の為に稽古を積んできた呉一級。対戦相手も、「頑張ってほしい。」という思いで戦い手を抜くことはありません。人数を重ね体力も限界に近づく中でいよいよ10人目。空手を始めた時から指導されている山本隆史弐段が試合上へ。感謝の気持ちと、絶対に倒れないという強い気持ちで前へ出る呉一級。10人を戦い抜いた呉一級に大きな拍手が送られました。
 全ての審査が終了し、最後に市川師範より「闘争心をもって、自分との戦いに負けないようにこれからも頑張りましょう。」とお言葉を頂き審査会は無事に終了しました。
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