空手道 市川道場 ニュースレポート

2011年 冬季合宿

2011/2/5・6<土・日>「和歌山県日高郡印南 辻井旅館」


2月5・6日(土・日)に和歌山県日高郡印南で恒例の冬季合宿を行いました。
合宿には約80名が参加。たくさんの仲間と過ごす1泊2日。盛りだくさんの稽古やイベントを楽しみました。
 初日の朝に、集合場所に集まった道場生たちは点呼を取ってバスに乗り込み合宿のスタートです!バスの中では、持ってきたお菓子を友達と交換したりゲームをしたりしながら旅館に向かいます。新大宮から出発したバスは旅館に無事に到着し、作ってもらったお弁当を食べました。しかし、五位堂から来るバスにハプニングが!料金所が停電になり通過できない事態になり一時間ほど足止となってしまい五位堂から来るバスの子達はバスの中での昼食をとってからの到着となりました。
 到着後は、部屋割りを行いすぐに一回目の稽古を行う体育館に移動。整列し準備体操を終えると市川雅也師範より「一回目の稽古です。声をしっかりと出して、全体で出来る稽古をしっかりと稽古しましょう!」とご挨拶を頂き、稽古が開始!まずは正しい挨拶の仕方・重要性などを時間を掛けて行い、そのあとに基本をみっちりと行い一先ず稽古は終了となりました。その後、記念撮影をしたあと2月27日に行われる琵琶湖杯に出場する選手と参加希望者が残って稽古を行いました。補強と組手をメインに大会に向けて市川道場の士気も高まったと思います。
 旅館へ戻った道場生たちは、汗を流す為にお風呂へ直行!仲間と裸の付き合いも楽しみ、お風呂を上がると夜の演芸会に向けて念入りに打ち合わせをしていました。休憩中も、今回は道場関係なく班を分けたので新しい友達と遊んでいました。動き回ってお腹もペコペコ。それぞれが席について食事の準備を終えたあと、今回初の試みが行われました。
 1つ目の新企画は、『お箸トレーニング』 最近ではお箸をフォークのように握って食べ物に突き刺して食事をする人も見られます。日本の文化である箸使い。 小さな頃から正しい使い方をしていれば、大人になった時にも恥ずかしい思いをすることは無いと思います。今回は、市川師範にお箸を持つ時に注意するポイントなどを指導して頂き、正しく・上手にお箸を動かす練習をしました。一朝一夕にはマスター出来ないとは思いますので食事をするときにはいつも気をつけて練習して、次の合宿で綺麗な箸使いを見せて欲しいと思います。 そして、習った事に注意しながら豪華な料理を頂きました。
 いつもなら夕食後には演芸会なのですが、新企画2つ目、『エディ先生の英語教室!!』を行いました。 社会はドンドンとグローバル化していき英語を学び使えることが段々と当たり前になって来ています。小さな時からリアルな音を聞くことで英語に親しみを持ってもらえればいいなと思い、今回は学校で英語を教えている大宮道場のパツィ・エドワード3級に英語教室を開催してもらいました。
この日の為に、準備してくれたエディ。小さな子にも分かるようにと工夫をして挨拶などを楽しく教えてくれ、子供たちは大きな声を出して英語にふれることが出来ました。一般部の参加者も挨拶の練習などは非常に為になり、英語を学びたいと思いました。今後も機会を設けて英語に触れる場をつくっていければと思っています。
 今回の新たな企画2つのように、道場で空手・礼儀・挨拶などを学ぶのはもちろんの事、空手以外にも色々な事に触れてもらって新たな事を知って「学んでみよう!!」というきっかけになればいいなと思います。
 そして、いよいよ演芸会。それぞれの班が凝った内容の演芸を披露してくれました。演芸会の途中にはお菓子やジュースも用意され、夕食をいっぱい食べたはずのお腹ですがドンドンとお皿に盛られたお菓子が消えていきました。演芸会は、一般部が一発芸を披露して最優秀賞に輝きました。
 一日目のイベントも終了し、各部屋に戻って布団を自分達でひいて就寝の準備。一日の疲れからか布団に入るとアッという間に眠りについていました。
二日目
夜も空けきらない朝6時に起床した道場生は、布団を片付けると外に出て全員で準備運動。澄み切った空気を胸いっぱい吸い込むと非常に気持ちが良かったです。各部屋に戻った後は各班長が補強や型などの指揮をとって早朝稽古を行いました。
その後、大広間に移動しテーブルに着いたあとには、寄せ箸・刺し箸などお箸のマナーを学んだ後に食事を頂きました。
食事の後は、道着に着替えて体育館に移動し二日目の稽古です。昨日行った礼の復習をした後に、基本と移動稽古、立ち相撲を行って合宿での稽古を締めました。
旅館に戻った後は、子供達の大好きなカレーライスが待っていました。いつもは食べるのに時間の掛かってしまう子も、この時だけは行列の出来たおかわりの列に並びおいしいカレーを堪能していました。
そして、食事も終わり今回の冬合宿のメインイベントとも言っていい『豆つかみ大会』を開催。食事の時に習ったお箸の使い方を駆使してお皿に入った小さなお豆を別のお皿に移動させます。8つのチームに分かれて優勝チームから用意された商品を選んでいきます。まずは決勝に出場する2チームを決める為の戦い。気持ちの焦りからかなかなか上手く豆がつかめません。そして勝ち抜いた2チームが決勝戦を戦いました。さすがは予選を勝ち抜いただけあって、どちらのチームもテンポ良く豆をはさんで移動させていき僅差でチームナンバー2番が優勝しました。そして優勝チームの中でくじを引いて1番に選択権を得た大宮道場の宮嶋君がミニピンポンセットを獲得しました。
楽しい時間はすぐに過ぎ、大いに盛り上がった豆つかみ大会も終了。自分の荷物を片付けたあと大広間に集まった道場生は、市川師範より「合宿は楽しかったですか?今回の合宿で学んだことを道場でも活かしていって下さい。家に帰るまでが合宿なので最後まで気は抜かないように。」と最後を締めていただき、お世話になった旅館の方々にお礼を言って奈良へと向かってバスに乗り込みました。

今回の合宿で、大いに成長した道場生たち。今回学んだことをしっかりと道場や私生活で活かせるように日々稽古に励んでほしいと思います。合宿に参加させてもらったお父さんお母さんに感謝するのを忘れずに、これから頑張ってください!!
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