市川道場　夏季合宿

2011年7月22日(金)〜24日(日)　「京都府京丹後市久美浜町　旅館小天橋」


　７月２２日から２４日の３日間、京都府京丹後市久美浜で恒例となりました夏季合宿が行なわれました。
　初日、朝早くからお父さんお母さんに送って来てもらい、大きなかばんを持ちながら集合場所に集まる子供達。これから始まる楽しい合宿に期待し胸を躍らせながらバスへと乗り込みます。お父さんお母さんに手を振って出発したバスでは、お菓子を食べながらゲームをしたり話をしたりで大盛り上がり！！長時間のバス移動も楽しみながら過ごしている間に、お世話になる旅館に到着。大広間に集まった後に作ってもらったお弁当を食べてお昼からの予定に向けてお腹いっぱい食べました。
　そして、「楽しい合宿にするためにも、最初の稽古で覇気を持ってしっかり頑張りましょう。」との市川師範の挨拶の後、合宿最初の稽古が始まりました。稽古は２日目の審査に向けた内容となりました。途中、熱中症予防のために用意されたスポーツドリンクをこまめに取りながら稽古は進み、帯ごとに分かれた後には型の稽古を行いました。今回、お借りした小学校の児童さんが空手に興味をもたれ『やってみたい！』との事で、少しの時間でしたが一緒に稽古をすることになりました。全体稽古が終了し皆で記念撮影した後、７月３１日に開催される白蓮会館主催の青少年の全日本大会にする選手と希望者が残って、シャドー・ミット・組手と限られた時間ではありましたが大会に向け内容の濃い稽古を行いました。
　旅館に戻った後は、部屋の仲間とお風呂に直行！裸の付き合いでさらに友情を深めました。お風呂で汗を流した後は、大広間に集まり夕食がスタート。動き回ってペコペコになったお腹に、豪勢な料理がどんどん空っぽになった胃袋に吸い込まれていきます。お腹もいっぱいになった後は、一日目のメインイベントの花火大会の始まり！！手持ち花火で楽しんだ後、「打ち上げ花火始めるぞー！」の声に子供達もヒートアップ！一発一発打ち上げられる花火に『ウォー！』『キレー！！』との声が聞こえてきました。花火大会も終了し旅館に戻ると、部屋に戻り布団を並べ就寝の準備。小さな子も先輩に手伝ってもらい寝る場所を確保。２日目に向けて就寝しました。
２日目
　『起きろー！』先生の声に起こされる子もいれば、その前に起きている子も。眠い目を擦りながら自分の布団をたたみ早朝稽古の準備。各部屋の班長が審査に向けて柔軟や型を行いました。
　朝食を取った後は、体育館に場所を移して審査が開始されました。審査は基本から始まり、道場で稽古してきた事を気持ちを込めて発表していました。今回は宮本明希也一級が昇段、西村海里二級・木村和人二級が一級をそれぞれ挑戦しました。３人とも審査中は、後輩達を引っ張っていこうと声を張り上げて盛り上げ最後の連続組手では、西村二級と木村二級は五人組手、宮本一級は十人組手に挑戦し、三人とも見事に達成。特に宮本一級は、最後まで倒れることなく相手の攻撃に耐えながら気持ちで攻撃を返して戦い抜き観戦した道場生に感動を与えてくれました。
　審査会も無事に終わり、昼食を終えた子供達を待っているのは海水浴！！水着に着替え準備万端、海水浴場へと向かいます。準備運動を終えた後、先生の「入っていいぞ〜」の声に走り出す子供達。海に来るのが初めてという子もいて、それぞれ思いっきり楽しんでいました。海水浴が終わり砂浜に用意されていたのがスイカ割り！！各道場から選びぬかれた精鋭達が目の前に置かれたスイカを割る為に棒を構えます。振り上げた棒の威力が無かったのか当たっても割れないスイカもありましたが用意されたスイカをすべて割り切って、美味しく頂きました。
　海水浴を十分に満喫した道場生たちは旅館に戻りお風呂に。そして、今回の合宿はここから新企画の目白押し。休憩をした後に外に集合した参加者達を待っていたのは魚釣り・虫捕り！！先生から危険な虫・魚等の説明を受けた後に班に分かれて出発。虫捕りは、近くの小学校に向かい校庭で虫を探します。皆で探し始めると虫捕り網を持ち走り回りながら虫を探します。「見つけた〜！」「かご〜！！」開始早々、セミやカマキリ、カミキリムシ等ドンドン見つける子供達。１時間弱でしたが３つの虫かごいっぱいに見つけました。最後には、翌日のために仕掛けも用意して明日の朝に備えました。魚釣りは、序盤こそ当たりも無く少し不穏な空気が流れましたが1人の道場生が「キタ〜！」見事釣り上げたところからドンドンと魚が釣り上げられます。アジやフグ等大きくはありませんが２０匹程の魚を釣り上げることが出来ました。どちらも大成功に終わった新企画。子供達も大いに楽しんでくれました。
　夕食を終えた後には、こちらも新企画のクイズ・ゲーム大会！１つ目は、やったことのある子も多い『フルーツバスケット』チームに分かれタイムアップまで行い最後に鬼だった子には少し恥ずかしい罰ゲーム。２つ目は『クイズ大会』２択のクイズをチームごとに答え考えて一つの答えを出して解答するのですが割れた答えを１つにするのはなかなか難しいようでした。そして最後は、『じゃんけん大会』もっとも単純で燃える戦いで、近くの相手とじゃんけんをし負けたら相手の後ろを着いていく、最後まで一度も負けなかった人が今回のチャンピオン！！どのゲームも道場や年齢も関係なく盛り上がり、終わった頃には皆が笑顔になってくれていました。そして楽しい時間はアッという間に過ぎ２日目も終了しました。
　３日目
　起床して部屋を片付けた後は、昨日仕掛けた虫のトラップの確認に。結果から言うと残念ですが虫は姿を現してくれませんでした。しかし、ここでサプライズが！！市川師範が虫かごを持って登場。かごの中にはカブトムシ・クワガタムシが！子供達のテンションも一気にＵＰ！木につかまらせて競争させたり戦わせたり、思う存分昆虫と触れ合いました。
　朝食を食べ道着に着替えた道場生たちは海水浴場へ。合宿最後の稽古は、海の中での稽古となりました。足を波で取られる中での基本・馬跳び・腹踏みを行い最後に組手。ふらつきながらも突き蹴りを繰り出し、合宿ならではの楽しみながらの稽古となりました。その後は、水着に着替え海水浴。時間の許す限り、仲間達との楽しい時間を過ごしました。
　旅館に戻りお風呂に入った後に昼食。昼食を終えると荷物をまとめ大広間に集合。市川師範より「いつも言うことですが、家に帰り荷物を降ろすまで気を抜かずに家に帰って下さい。」と締めの言葉を頂き合宿は終了となりました。
　今回合宿に参加した皆さんは、お父さんお母さんに感謝の気持ちを持って学んだことを家に帰っても活かしてほしいと思います。お疲れ様でした。　
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