空手道 市川道場 ニュースレポート

第七回 市川道場錬成大会

2011/12/5<日>「奈良市中央第二武道場」


 2011年12月4日(日)
 この日奈良市中央第二武道場で約100名の道場生たちが、日頃の道場での成果を発揮する為に集まりました。今大会で7回を数える市川道場錬成大会ですが、今大会からは新しい試みとして前回大会の上位入賞者を中心に4チームを編成し団体戦を行ないました。初の試みという事もあり選手たちも一回目の優勝チームになる為に気合十分。それ以外の道場生たちは各学年で新人戦として、どの選手にも上位入賞のチャンスのある白熱した戦いが繰り広げられました。午前中は準決勝戦までが行なわれ、午後からの3位決定戦と決勝戦進出者が決定しました。
休憩を挟み開会式を行ないました。今回も多くのご来賓にお越し頂き盛大な大会となりました。市川雅也師範より「決勝に残った人は、先に散っていった選手の分も背負って"勇気"を持って頑張って下さい。そして、団体戦に挑戦する人は個人戦では味わうことの出来ないチームプレイを理解し頑張って下さい。」とご挨拶を頂きました。そして、閉会式終了後には作文コンクールの小学6年生最優秀の大宮道場 柏本優希人1級による作文の朗読が行なわれました。日常で感じた"勇気"と自分の思う"勇気"について思いを述べてくれました。次はこちらも恒例となりました、道場生による演武。大会参加者全員で行なう演武は、回を重ねるごとに息も合ってきて基本・移動・型・試割りを行い大きな拍手を頂きました。
 そして、いよいよ試合が再会。まずは3位決定戦から試合が始まります。一度負けてしまった悔しさを振り絞るかのように試合場に立った選手達は必死で攻めていました。そして3位決定戦の終了後には、優勝者を決める戦いの火蓋が切って落とされました。小学生の新人戦は、初めて決勝の舞台に立つ選手も多くフレッシュな顔ぶれになりレベルも拮抗しどちらの選手が勝ってもおかしくない戦いが続きました。中学生の決勝戦では、広陵道場 浮島翔摩選手と大宮道場の宮本明希也選手が戦いました。浮島選手が勝てば初のチャンピオン、宮本選手が勝てばチャンピオンに返り咲きという戦いに観客の方々も釘付けに。スピードとパワーを兼ね備えた戦い、両者共に一歩も引かない戦いに。延長戦・体重判定でも決着は付かず最終延長に突入。試合開始直後に前蹴り三連発で流れを掴もうとする浮島選手。それに対して宮本選手もボディに攻撃を集中させて迎え撃ちます。大きな差も無く判定へ。白二本・赤二本の旗が上がり最後に主審がコールしたのは白。浮島翔摩選手が初優勝を決めました。
 会場のボルテージも上がり、いよいよ団体戦の決勝戦へ。『チーム"絆"』(大宮) 対 『侍BOYS』(広陵・香芝合同)の戦い。両チームが整列し挨拶を終えると一年生の代表から順番に戦います。道場を代表するメンバーですので気合も十分。市川師範の仰られた『チームプレー』理解し、全員がチームの為に戦っていたように思いました。そして試合は非常にレベルも高く、技ありを取るとすぐに取り返すという盛り上がる展開に。結果としては勝ち数で『チーム"絆"』が勝利し栄えある一回目の優勝チームとなりました。しかし、会場全体が道場の垣根をこえて応援し勝った選手にも負けた選手にも惜しみない拍手が送られていました。
 閉会式では、作文コンクールの優秀者と今大会の入賞者が表彰されました。そして最後に市川雅也師範より「勝った人も負けた人も更に高みに行けるように頑張って下さい。」とご挨拶を頂き閉会式は終了。終了後に、大会参加者とお越し下さった来賓の方々と記念撮影を行い大会は無事に終了しました。
 道場生の皆さん・保護者の方々・来賓の方々・スタッフの皆さん、本当に長時間有難うございました。
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