2012年 市川道場 夏季合宿

2012年7月21日(土)〜23日(月) 「京都府京丹後市久美浜町 旅館小天橋」


 今年も夏の大イベントでもある夏合宿が京都府京丹後市久美浜で行われました。今回も多くの道場生たちが集まりお家を離れ仲間との楽しい3日間を過ごしました。
 集合場所に集まった道場生たちはご家族に手を振りながら一路バスで久美浜を目指します。バス車内は朝早いにもかかわらず、これから始まる夏合宿にウキウキしているのかハイテンション!長時間のバス移動にも関わらず疲れた表情など一切ありませんでした。
 旅館に到着後は、ご家族に作ってもらったお弁当を食べて昼からの稽古に備えます。部屋割り後は、各班の班長が指揮を執って稽古の準備。小さな子の面倒もしっかりと見てくれ助かりました。天気も良く暑い中での稽古なので熱中症予防のためにも全員が塩飴で塩分補給をして稽古に向かいました。合宿が始まって最初の稽古。市川雅也師範より『最初の稽古ですのでみんなしっかり声を出して頑張りましょう!』とご挨拶を頂いて稽古はスタートしました。暑さの為か最初の方こそ声が少し出ていない子もいましたが先輩たちの声掛けなどもあって全員大声を出して稽古をすることが出来ました。翌日の審査に向けて帯別に分かれて型の稽古も行いました。稽古中はスポーツドリンクを用意し水分補給もしっかり行ったので、体調を崩す道場生もいなく無事に初日の稽古を終えました。
 旅館に戻った後は、汗を流すためにお風呂に直行!!大きなお風呂に子供たちもはしゃぎながらお風呂に入っていました。その後は、大広間に集まってみんなで食事です。大勢で食べる食事は格別でお代わりをしすぎて『苦しい。』という子までいました。一日目の最後は、楽しみにしていたイベントの一つでもある花火大会。先輩から一人づつ花火をもらって班ごとに楽しみました。終盤に打ち上げ花火をみんなで見ました。一発づつ打ち上がる花火に『うぉ〜!』『すげ〜!!』と歓声が上がっていました。一日目も無事に終わり部屋に戻った道場生たちは、自分で布団の準備。そこでも先輩が小さい子の手伝いをしてくれたりととても頼もしいでした。皆布団に入るとすぐに眠りにつき、一日目は終了となりました。
2日目
 目覚まし時計の音に起こされた道場生たち。すばやく布団を片付け班ごとに早朝稽古を開始。眠たい目をこすりながらでしたが基本・補強・型などをしっかりと行いました。
朝食後はいよいよ審査会。緊張した面持ちで整列する道場生たち。暑い中だけに集中が切れそうになりますが、合格したい気持ちを前面に出し審査項目に挑戦していく道場生たち。大粒の汗を流しながら頑張りました。旅館に戻ると昼食。昼食はみんなの大好きなカレーライス!!緊張から解放されたのもあってかお代わりにも行列ができていました。
 2日目のお昼からは、楽しいイベントのオンパレード!!まずは海水浴です。たいそうしている時から待ちきれないといった様子で『行っていいよ!』と言うとダッシュで海に入っていきます。浮き輪でぷかぷか浮かんでいたり、恒例になっている師範にほり投げてもらったりと海を満喫していました。しかしこれでは終わらず、続いては魚釣り。昨年も挑戦し今年は2度目。最初はなかなか釣れませんでしたが少しの間待っていると釣れ始め釣った子供たちは大興奮でした。しかし、何人かの子ども達は待っているのもじれったかったのか持ってきていた網ですくおうとさえしていました。
 夕食も終えると、夏合宿では恒例となっているゲーム・クイズ大会に。子供たちも楽しみにしていてくれたのか大声で笑いながら楽しんでくれていました。そして2回目になるジャンケン大会では広陵道場の武田君が見事に優勝しました。
 楽しいイベント盛りだくさんの2日目も終了。残すは1日です。
3日目
 この日の朝は、みんなで虫取りに挑戦です。学校の校庭を隅から隅まで走り回って虫を探します。セミ・カミキリムシ・バッタなどをかご一杯に捕まえたところで市川師範から『集まれ〜』と声がかかり集まるとそこにはたくさんのカブトムシ。師範のご友人が捕まえてくださったカブトムシたちは元気いっぱい!!子供たちも木の棒に向かい合わせて戦わせたりして食い入るように見ていました。
 朝食後は、最後の稽古に向かいます。浜辺に整列した道場生たち。海の中に入って波が来るたびに足をとられそうになりながらも大声を出して最後の稽古を行いました。稽古後は、海水浴とスイカ割り!道場の代表者たちが挑戦しました。ぐるぐる回されてまっすぐに歩けませんが周りの声を頼りにしてスイカに近づいて棒を振り上げて思いっきり叩くと見事にスイカが割れていきました!割ったスイカはとっても甘くみんなで残さずに頂きました。
 昼食後に旅館を後にし、バスで奈良に帰る途中に立ち寄ったのは京都府宮津にある『魚っ知館』合宿の最後まで楽しみます。中には、水族館があり班に分かれて水槽内を泳ぎ回るお魚を見つめていました。タッチプールではヒトデや魚などを触ることもできて子供たちも思う存分楽しんでいました。
 『魚っ知館』での解散の際には、市川師範より『今回の合宿での経験を道場などでも活かして下さい。そして、家に帰るまで合宿は続きます。最後まで気を抜かないで家まで帰ってください。』と最後の挨拶があり解散となりました。
 3日間、思う存分楽しんだ夏合宿。夏の思い出の一つになったのは間違いないでしょう。今回学んだことを道場や生活でも実践していってほしいと思います。
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