空手道 市川道場 ニュースレポート

市川師範 講演


2013年10月31日『京都西山ロータリークラブ』


 10月31日、市川師範は普段から道場をご支援いただいている方のご紹介で空手道や市川道場の活動などについての講演のため、京都の西山ロータリークラブにゲストとして招待されました。私もカメラマンとして同行させていただき貴重な経験ができたことをここに報告します。
 ロータリークラブは、世界中にある国際的な奉仕団体で地域ごとに運営されています。地域の各職業から高い道徳的精神を持つ人たちが代表として選ばれ、その人たちによって奉仕活動が展開されています。週1回、1時間開かれる例会では、クラブ内外からゲストスピーカーが招待され30分間のスピーチを行います。そのゲストスピーカーとして市川師範が招待されました。
 市川師範は、選手としての経験や、空手道を通して大切なことをたくさん学び、困難に出くわし乗り越えたことなどを話されました。また、空手道の指導者として、現在、日本の青少年が直面する問題についても話されました。空手道の指導において、最近は、練習が辛くなるとすぐにあきらめ、一所懸命練習して強くなりたいという意志を持つ青少年が減ってきていることを例にあげ、小さいころから過剰な勉強に縛られて育った子供たちが成長したとき、自分の道を自分で決められず困惑し、それがまた、困難に出くわしたときにすぐあきらめてしまうような若者を増やしていることについて話されました。このような現代社会の中で、空手道は身体的な強さだけではなく、武道の精神を学んだり辛い練習を通して、自分の弱さに打ち克ったり、他者を助けたりする強い精神をつくっていることを説明されました。視聴くださったメンバーの方々は、空手家の視点から見た現代社会についての話に感銘を受け大変感謝されていました。
 私自身も、違う世界を見ることができ、メンバーの方々とお話しさせて頂いて人間として成長できた貴重な体験でした。同行させて下さった市川師範に感謝いたします。また、私たちを温かくもてなしてくださった西山ロータリークラブにも深く感謝いたします。  押忍
レポート:エドワード パツィ
inserted by FC2 system